シャワーヘッドは水垢が付きやすいため、クエン酸でつけ置き掃除される方も多いハズ。
こまめに掃除していればヘッド部分に水垢が付かないため、清潔だと思いがちですが、実は内部に汚れのカスが溜まっているため、汚水を飲んでしまっている可能性もあります。
本記事ではタカギの浄水器シャワーヘッドの分解方法と、汚れがどのくらい付いているのか?を紹介します。
シャワーヘッドの分解方法
分解といっても難しくなく、簡単にできます。
分解に必要な道具
用意する道具は以下の3つです。
- 定規(筆箱に入る15㎝程度のもの)
- プラスドライバー
- 綿棒や、先端の細かいブラシ
先端のパーツを取り外す
水垢が付着したシャワーヘッド。かなり汚れていますが・・・
中心部分に溝の入ったパーツが付いているので、定規などをあてて反時計回りに回して取り外します。
10円や500円硬貨では、くぼみに収まらず回せないので、定規がちょうど良いかと思います。
回していくと、先端の丸い部分が外れます。
先端のパーツには、丸い網が3枚重なって入っています。
プラスドライバーでネジを外す
丸い網を取り、プラスドライバーでネジを外します。
すると、下記のように「シャワースクリーン」と呼ばれる部分とヘッド部分が分離します。
シャワースクリーンの裏側を見てみると、茶色い砂のような汚れたカスが付着しています。
シャワースクリーンを2つに分ける
下の写真のように、印を付けた部分をテコの原理で、爪や定規の隅を利用して開くと外れます。
分解するとこんな感じです
下の網の付いたパーツに大小2種類のゴムパッキンが付いています。
このパッキンが見た目以上に汚れており、指先が真っ黒になるくらいの汚れが付着していました。
分解後の汚れはどのくらい溜まっていたか?
洗い流す前に、どのくらいの汚れが内部に溜まっていたか容器に入れて確認してみると・・・
小さくて黒い塊のようなものが大量に出てきました。
新品で使用して約2年でコレくらい
普段はクエン酸のつけ置きを3ヶ月に1回程度ですが、内部はかなり汚れていました。
分解したパーツを洗浄
パーツを水に浸けて、歯ブラシ等で表面の汚れを軽くこすってからクエン酸を入れます。
クエン酸の配分は水200mlに対し、クエン酸5g程度です。
30分程度つけ置きしたら、再度ブラシでこすり、水で流せば掃除完了です。
内部の汚れはキレイに落とせましたが、シャワースクリーンの水垢だけは落ちず・・・
作製中。(クエン酸で落ちないシャワースクリーンの水垢を落とす方法)
分解と組立時の注意点
取り外す際は、どの順番で付いていたのかを確認しながら分解しましょう。
網が4枚付いており、サイズや厚みなど見た目は全て同じです。
順番が入れ替わっても問題ないように感じますが、念のため元の重ね順で戻しておいた方がいいと思います。
特に、白いパーツの取り付ける向きにはご注意ください。
写真の一番左のバーツに網を3枚入れ、その後に白いパーツを装着します。
表・裏があり、間違った方向に付けるとシャワースクリーン本体に付きません。
逆に付けると白いパーツ部分が、写真よりもはみ出た状態になります。
月1回のクエン酸でつけ置きと、定期的な分解洗浄
水垢の汚れを蓄積しない為には、月1回のクエン酸でのつけ置きが清潔を保つ目安です。
分解はやや手間なので、4ヶ月に1回程度。年3回も掃除していれば十分だと思います。
分解洗浄は5分程度で出来ます。
分解して毎回クエン酸でつけ置きしなくても、内部の汚れはブラシでこすると、ほとんどの汚れは落とせるので思ったほど面倒ではありません。
とはいえ、わざわざ分解して掃除しよう。とはならないと思うので、ベストなタイミングとして、カートリッジの交換時期に合わせて都度、掃除するのがいいかと思います。
せっかく新しいカートリッジに交換したのに、先端が汚れていては元も子もないので、ついでの分解洗浄をしてみてください。
まとめ:シャワースクリーンに水垢がなくても内部は汚れている可能性が高い
今回はタカギ浄水器の分解洗浄について紹介してきました。
クエン酸でのつけ置き掃除は年3回の頻度でも、分解した内部はかなり汚れていたと思います。
浄水機能があるので料理に使用したり、飲料水としてそのまま飲んでいたことを考えると・・・
これまでに1回も分解洗浄したことが無い方は是非一度お試しください。