キッチンやお風呂にできたガチガチに固まった水垢汚れ。
クエン酸含め、強力な酸性の洗剤を使っても全然汚れが落ちないという方も多いのではないでしょうか?
その汚れ、「カルシウム」が原因かもしれません。
本記事では、クエン酸や強力な洗剤を使っても落とせなかった水垢汚れ(カルシウム汚れ)に対して、カルシウム汚れ職人を使って掃除してみました。
商品特徴や、使用前後どうなったのか?使用時の注意点を含めてまとめています。
水垢とカルシウムの違い
簡単にいうと、カルシウムは水垢になるミネラル成分の1種です。
水道水には4つのミネラル成分(カルシウム・ナトリウム・マグネシウム・カリウム)とケイ酸が含まれています。
水分が蒸発するとこれらのミネラル成分が白く固まり、放置すると徐々に岩のようになります。
カルシウム汚れは、空気中の二酸化炭素と水道水に含まれるカルシウムが化合したもので、クエン酸で簡単に落ちるような水垢とは異なります。
カルシウム汚れ職人の特徴
クエン酸などで溶ける水垢よりもさらに強力で、石のようになったカルシウム汚れは削り取る労力がかかり、使用する研磨剤や道具によっては素材をキズつける可能性もあります。
水垢はハウスクリーニングでは別名「スケール」とも呼びます。
このスケールは、空気中の二酸化炭素と水道水の中のカルシウムが化合してできており、水に溶けにくい特徴があります。
キッチンの油汚れなどは、強力な洗剤と混ざれば汚れが浮いてきますが、スケールの場合は表面のカルシウムによって内部へ浸透しないため落とすのが大変です。
そこでカルシウム汚れ職人は2種類の酸と2種類の界面活性剤で汚れを落としていきます。
2種類の酸により、カルシウムを泡にして溶かしながら、2種類の界面活性剤で内部へ浸透しやすいように作られています。
販売元の允セサミさん(いんせさみ)ではこれをクワトロ効果と呼んでいます。
他には無い、唯一無二の洗剤なので一度は試して欲しい一品です。
商品名 | カルシウム汚れ職人 |
---|---|
容量 | 300ml |
液性 | 酸性 |
ph値 ph測定器使用 | ph 確認中 |
成分 | 高級アルコール系ノニオン界面活性剤 (1%ポリオキシエチレンアルキルエーテル) ノニオン界面活性剤 (1%ラウリルジメチルアミンオキシド) 有機酸2%、塩酸8% |
使用箇所 | アルミニウム・真鍮・銅・光沢 メッキ加工されたもの。 トイレの陶器・ステンレス製調理器具 プラスチック(浴槽、床等) |
落とせる汚れ | 蛇口まわり、浴室のドア、食洗機内 タイル、加湿器の中やフィルター シャワーヘッドの詰まり トイレの落ちない黒ずみ (水垢職人と併用) 洗い流せる箇所のカルシウム |
使えない部分 | 大理石・人工大理石 |
価格 | 964円 |
使い方
強力な洗剤なので、使用前は必ずゴム手袋をしましょう。
洗剤をいきなりかける前に、対象の汚れをしっかり濡らした状態で直接、洗剤をかけます。
サラサラな液体なので強く押すと、飛び出る可能性があるのでご注意ください。
洗剤が汚れに付着すると、シュワシュワと泡が出るのでブラシやスポンジでこすっていきます。
ガチガチに固まった汚れほど、こすり洗いをすることによって内部に洗剤が浸透していくので大事な工程です。
- 塩素系の洗剤(漂白剤やカビ除去剤)と混ぜない
- 金属腐食成分が入っているので放置しない
金属面に長時間つけていると変色するため、1回で広い範囲を掃除せずに、少しづつやりましょう。
ちなみに放置した場合、下記の写真のように変色します。
以前に、注意書きを読まず適当に使用したのが原因です。
【レビュー】クエン酸で落ちない水垢が落ちた
今回試したのは、クエン酸ジェルや強力な酸性の洗剤でも落ちなかった、キッチンの蛇口部分。
参考に、下記はクエン酸ジェルを使用した際のbefore・afterです。
クエン酸ジェルもかなり頑張ってくれましたが、それでも落ちなかったガチガチのカルシウム汚れ。
本当に落ちるのか、やや疑っていましたが…
下記はクエン酸ジェルでの掃除後の状態。カルシウムがまだまだ付いています。
水で濡らして、カルシウム汚れ職人をかけると、少し発泡しました。
しっかりとブラシでこすります。
発泡が分かりにくかったので、別角度を見るとご覧の通り。
反対側も同様に洗剤をかけて
歯ブラシでこすります。
掃除後は下記のように、ガチガチの汚れも取れて新品の輝きに戻りました。
30秒ほど歯ブラシでこするとザラザラした感覚がなくなり、汚れが取れた様子でした。
洗い終わった後は、完全に洗剤成分が流れきるまで水を流します。
蛇口本体よりも、シンク部分を気にしながら変色しないように注意を払いましょう。
カルシウム汚れ職人の口コミ
良く落ちるという評価が多く、ちらほらと変色についての口コミが多い印象でした。
下記は一部抜粋しています。
思ったよりトロミがなく、シャバシャバでしたが…
引用:Amazon
落ちない石灰化した汚れには、キッチンペーパーでつけおきしておいたら、綺麗に取れました
最初は期待はしなかったけど、使ってみたら、ビックリ、カルシウムがみるみる剥がれ、スッキリ、くっきり、きれいになりました、値段以上の働きをしてくれました。
引用:Amazon
こんないい商品があるとは知らず、手でお風呂の入り口付近にかたまった汚れを削り取っていて、すごい時間をかけて掃除してました。
引用:Amazon
でも、これをひとかけすると、一瞬で汚れが落ちました。とれにくい部分は数回に分けて、やるとキレイに取れました。
ゴムの部分にかたまった汚れは真っ白。とてもキレイになったと家族も驚いていました。
シンクの蛇口周りに使ったが、垂れたものをちょっと放置しておくと、そのまま筋になって残ってしまいとれません。
引用:Amazon
あと、知人も使って風呂場で使ったが一箇所だけ部分的になぜか黒くなったと言っていたので(何かと化学反応でもしたのかな、と言ってました)直接塗布する場合は気をつけた方がよさそう。
しつこいカルシウムがとれた部分もありました。
汚れにかけるとシュワシュワします
引用:Amazon
何をしても落ちなかった風呂床の黒ずみにかけてラップしてしばらく置いて、プラスチックのヘラでこすったら少し落ちました。
シュワシュワしないのはマグネシウム汚れらしく、別の洗剤が必要。
その他に少数ですが「泡立たない」や「汚れが落ちない」といった口コミもありました。
原因はおそらく水垢の種類です。
水垢にはカルシウム系とマグネシウム系の汚れがあるのですが、マグネシウム系の水垢にはカルシウム職人の効果がないため、泡立つ反応も無いと思われます。
カルシウム汚れ職人はどこに売ってる?買えるところは?
実店舗での主な取り扱いは、ホームセンターが中心です。カインズホーム・DCM・ケーヨー・ビバホーム・ナフコ・コーナン・ジョイフル本田・島忠ホームズ・東急ハンズなど。
その他にドラッグストアやドン・キホーテでも販売されています。
※一部取り扱いが無い店舗もあります。
通販では、楽天、Amazon、Yahoo!ショッピング、ヨドバシネットショップなどで購入できます。
まとめ:研磨剤で削る前に試して欲しい「カルシウム汚れ職人」
ガチガチに固まった、水垢汚れが落ちないからといって安易に研磨剤を使う前に試して欲しい洗剤です。
メラミンスポンジやクレンザー・歯磨き粉など、研磨によって物理的に汚れを落とす方法が紹介されていることを見かけますが、素材をキズつける可能性があるため、最後の手段にとっておいた方がいいです。
一度キズつけてしまうと、前よりも汚れが付きやすく、落としにくい負のスパイラルに陥ってしまいます。
カルシウム汚れ職人は強い酸性の洗剤なので、放置すると変色するリスクもありますが、正しく使えば頼りになるアイテムですので是非一度使用してみてください。